子どもの成長祈り込め 国営公園 「おたんじょ桜」植樹
 大町市のおたんじょ桜の里づくり実行委員会(会長=二條孝夫副議長)は9日、記念植樹を国営アルプスあづみの公園で開いた。市内6小学校の1年生親子が、生まれた年に芽吹いたオオヤマザクラ計10本を植えた。
 各校の児童や保護者ら約300人が参加。桜と共にすこやかに育つ願いを込め、各クラスごとに親子で力を合わせて植樹。日付とクラス名が記されたプレートをつけ、おおまぴょんらと記念撮影した。
 子どもたちが桜と共に育ち、植樹を通して生まれた地域に思い出をつくってほしいと、平成12年に議員提案で生まれた事業。
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世界に誇れる白馬ガレットに 認定クレーピエ更新検定
 白馬村の白馬商工会は7日、ソバの産地ならではのご当地食「白馬ガレット」を提供する、認定クレーピエの更新検定を白馬五竜エスカルプラザで開いた。品質の底上げを図り国内外に誇れる料理にしようと、本場フランス・ブルターニュ地方への視察団に学ぶ、講習会を盛り込んだ。
 検定はブランドを担う人材の技能向上と料理の品質維持につなげようと昨年から開催。ことしは第2・3期生のうち12人が、講習会と実技試験に臨んだ。村と村観光局、商工会、広告代理店の関係者が審査員となり、調理の手際や仕上がり、味などを5段階で評価、合否を決めた。
待望の町産完成祝う 池田ワイン祭り初開催
 ワイン用ブドウを生産している池田町で、「はじめてのワイン感謝祭」が9日、町創造館で開かれた。町内のワイン用ブドウ栽培の基盤整備が整い、収穫が本格化してきたことから初の開催。町や生産者、醸造メーカーなど関係者約70人が出席し、ブドウ、ワイン生産の現状報告やワインの試飲などで待望の町産ワイン完成を祝った。
 同町のワイン用ブドウ生産は、盛んだった養蚕の桑園荒廃への対策として、町南部の東山山麓で昭和63年から始まった。現在の生産総面積は約17・6fで、青木原果樹生産組合、農業法人・ヴィニョブル安曇野、サッポロ安曇野池田ヴィンヤードが生産に取り組む。
 実際に仕上がったワインの試飲もあり、同町広津産の広津大根で作った漬物もワインにあう料理として提案されるなど、シニアソムリエの石田通也さんにレクチャーを受け、味わった。
酒造り安全と成功願う 池田大雪渓で「松尾様」神事
 池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は6日、酒造りの神「松尾様」の神事を行った。毎年の仕込みが本格化する時期に、酒蔵で古くから行われている催し。
 「松尾様」は京都嵐山にある松尾大社の尊称。日本酒醸造の祖神と伝えられ、酒造りの神として祭る酒蔵は全国に多い。大雪渓酒造では、代表者が松尾大社を毎年訪ね、新たなお札を求めて祭っている。
 神事は池田町・八幡神社の平林秀文宮司によって行われ、薄井社長、長瀬護杜氏をはじめ蔵人・従業員約20人が参加した。「多くの賞をいただいた去年の酒造りを感謝し、ことしも気を引き締めて造りに臨む節目になりました」と長瀬杜氏。厳かな雰囲気の中、酒造りの成功と、作業の安全を願った。
11月の一覧

2013年11月10日(日)付


キャラ囲み「これから」議論 初のおおまぴょんカフェ
 大町市のキャラクター「おおまぴょん」を盛り上げようと、市商工労政課は9日、「おおまぴょんカフェ」を同市八日町の塩の道ちょうじやで開いた。市内外から集まったさまざまな人がキャラクターを軸につながり、おおまぴょんへの思いや未来について語り合った。
 信州大学の学生や一般のファン、グッズを販売している事業所などから20人が参加。古瀬ワークショップデザイン事務所の古瀬正也さんがファシリテーターを務め、少人数でテーブルを囲んで話し合う「ワールドカフェ」形式で議論を重ねた。おおまぴょんの登場に黄色い声が上がり、和気あいあいと熱心に意見が交わされていた。
 市のキャラクターとして定着しつつある中、今後のグッズ展開やイベント出演などのPR方法などについてファンや好きな人に直接意見を聞こうと初めて実施。今後のまちづくりの手法にもつなげる。
村内巡回し防火啓発 松川村消防団 火災予防週間合わせ
 全国一斉に始まった秋の火災予防週間(〜15日)にあわせ、松川村消防団(中村勝団長)は初日の9日、火災予防の啓発活動を行った。火気の取り扱いが増えつつあるなか、団員が村内を巡回し、広報活動で村民の防火意識の向上を図った。
 村内5分団の幹部約20人が2班に分かれ、消防車両やバイクで村内を巡回。住宅用火災警報器の設置義務付けや住宅火災を発生させないための注意などを放送し、一人ひとりが火災、火の取り扱いに注意するよう呼びかけた。週間期間中は毎日各分団による夜間啓発を行う。