「平和の鐘」常盤平に再び 大町仏崎観音寺鐘木補修し法要
 大町市常盤の仏崎観音寺で10日、「平和の鐘」の打ち初め法要が営まれた。地元の信徒の協力で破損していた鐘木(しゅもく)の補修が完成し、平和の祈りが、1年半ぶりに響いている。
 鐘は昭和48年、太平洋戦争の終戦から四半世紀を経て、平和を祈念しようと、拝堂から60bほど上部にある観音像裏に建立された。午前6時、正午、午後6時の日に3回、自動で鐘の音を響かせ、除夜の鐘としても毎年末に108回突かれている。
 昨年春、経年劣化により撞木が破損した。同寺は宗派を問わない地域住民による信徒で支えられている。信徒に協力を呼びかけ、総工費約80万円を集めて再生した。
 法要では、地域住民の信徒7人が参列。読経のなか、焼香して鐘を突いた。
スキーシーズンへ期待 白馬・小谷で初の降雪
 北からの寒気が流れ込み冬型の気圧配置が強まった影響で、白馬・小谷両村は11日、平地で今シーズン初の降雪に見舞われた。長野地方気象台によると13日の午前中まで、雪が降りやすい状況が続くという。
 小谷村内では雪が収穫を控えた野沢菜などの上に積もり一部地域では一面の銀世界となった。住民が本格的な冬の訪れに、スタッドレスタイヤに慌てて履き換えていた。
 白馬村内の観光関係者は「本格的に積り、恵みの雪になってほしい」と、スキーシーズンへの期待を寄せた。
吹奏楽の演奏楽しむ 自衛隊ふれあいコンサート大町
 長野県など4県を担当する、陸上自衛隊第12音楽隊演奏会「自衛隊ふれあいコンサートin大町」(主催=自衛隊音楽隊大町演奏公演実行委員会)が7日、大町市文化会館で開かれた。十数年ぶりに大町市で開かれる自衛隊音楽隊のコンサートに会場は市内外から訪れた人で満席となり、キレのある吹奏楽の演奏を楽しんだ。
 同音楽隊第16代隊長の阿部安誌雄2等陸尉の指揮で、隊員36人がきびきびとした動きで演奏。同音楽隊の相馬原駐屯地(群馬県榛東村)がある群馬県出身の福島弘和さんが作曲した「梁塵秘抄〜熊野古道の幻想〜」では、和太鼓が加わり、日本らしい響きを届けた。中島みゆきの「地上の星」、ゆずの「栄光の架け橋」などの楽曲も演奏され盛り上がった。
地震火災時の連携強化 大町合庁で消防総合訓練

 秋の全国火災予防運動(〜15日)期間中の11日、消防総合訓練が大町市の大町合同庁舎で行われた。合同庁舎職員や北アルプス広域大町消防署員、大町市消防団員ら約200人が訓練に参加。地震の影響で発生した火災を想定し、火災予防の意識を高めながら、万が一の災害に備えた。
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11月の一覧
ミュージカルで啓発 松川で暴力追放交通安全村民大会
 松川村の第25回暴力追放交通安全村民大会が10日、同村すずの音ホールで開かれた。村民や村防犯協会、池田松川交通安全協会松川支部などの関係者約150人が参加し、交通安全のあり方、犯罪発生状況の把握や今後への決意表明などを通して「明るく住みよい村づくり」のため犯罪の撲滅や交通安全の意識向上を宣言した。
 ことしは県内外で演劇による交通安全の啓発、指導を行っている塩尻市の交通指導員らでつくるNPO法人「交通教育とらふぃっくSisters」(山崎由美子理事長)による交通安全教育ミュージカルが行われた。「泥棒学校」と題し、泥棒学校の生徒が泥棒の授業を通して道路横断時に注意すべきことや夜間に反射材を使用することの重要性などを知っていく様子を描き、交通安全を呼びかけた。
「119番の日」火災予防を 白馬北部消防署が呼びかけ
 11月9日の「119番の日」にちなみ、北アルプス広域北部消防署(伊藤和實署長)は、平成25年度119番の日の広報活動を白馬村のアップルランド白馬店とマックスバリュ白馬店で実施した。買い物客らに住宅用火災警報器の設置をうながすイラスト入りポケットティッシュを配布し、通報の啓発と火災予防を呼びかけた。
 両店には村のキャラクター、ヴィクトワール・シュヴァルブラン・村男V世が来場。「適切に119番通報を利用して、愛と平和に満ちた白馬村をつくりましょう」と呼びかけ、子どもたちと握手をしたり、ティッシュを配ったりして啓発活動を盛り上げた。

2013年11月12日(火)付