冥福祈り平和の誓い新た 大町市で戦没者追悼式
 大町市戦没者追悼式が14日、大町公民館分室で営まれた。第二次世界大戦や日清・日露戦争などで亡くなった戦没者の遺族や市の関係者など85人が参列し、戦没者を悼んだ。戦後68年目を迎え、悲しい戦争の歴史を繰り返さないよう、恒久平和の誓いを新たにした。
 参列者は黙とうや追悼の言葉、詩吟をささげ、菊の花を献花して戦没者の冥福を祈った。牛越徹大町市長は「戦没者の方々の苦しみや残された遺族の方の悲しみは胸が痛む思い。尊い犠牲を忘れることなく真の平和な世界を築くため、決意を新たにしたい」、大町市遺族会長の伊藤昭さんは「(戦争で)最愛の人を失ったことは言葉で言い尽くせるものではなく、身をもって体験した苦しみを誰にも味わわせたくない。すべての人が平和で心豊かな生活になるよう努力していきたい」と述べた。
 追悼式はことし、46回目を迎える。第二次世界大戦や日清・日露戦争などで亡くなった市内出身の戦没者を悼み、平和への思いを新たにしようと毎年開いている。
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11月の一覧
山と海の町観光交流 大町市観光協会が研修
鳥羽市訪ね友好深める

 大町市観光協会は11、12日、昨年防災協定を結んだ三重県鳥羽市を会員たちが訪ね交流を深めた。隣接する伊勢市の20年に一度の式年遷宮を行った伊勢神宮を参拝し、会員の親睦と研修を積み重ねた。

 このあと目的地の鳥羽市へ移動。鳥羽商工会議所で両市観光協会役員、同市の担当者による山と海の町の観光交流などについて話しあった。
「ダンス甲子園」盛り上がる 小谷村公民館で初企画
 小谷村公民館はこのほど、小谷小学校体育館で初企画の「おたりダンス甲子園!」を開いた。小中高校の体育の授業にダンスが導入されたことなどから、村民のダンスに対する関心の高まりを受け、毎年秋実施の綱引き大会をダンス大会に変更した。4歳から20代まで、地元のダンススクールに所属するメンバーや、地域の仲間と結成した即席チームなど9チームが出場した。
 予選会はエントリーチームすべてがステージに上がり、曲に合わせて1分30秒演技を行った。特別審査員として村オリジナルのご当地体操の振り付けなどを手がけたプロダンサーをゲストに迎え、テクニック、チームワーク、インパクト、パフォーマンスの4項目の合計得点で決勝ステージに進むグループを決めた。
 参加者はロックやヒップホップなどの曲に乗り、息の合った踊りを披露。難しい技を決めたり、かわいらしい演技をアピールし、観客も巻き込んで大いに盛り上がった。
里山整備で明るい森に 白馬企業と住民協力し作業
 白馬村岩岳の山林でこのほど、「森林(もり)の里親促進事業」による里山整備事業が行われた。白馬村と長野市に本社を置く長野トヨペットが、県の仲介で締結し、4年前から協力して森林整備を進めている。地元関係者と同社の社員らが協力して、森林内の歩道周辺の下草刈り作業に汗を流した。
 整備されているのは岩岳スキー場周辺の民有林24・4f。地主の高齢化などで荒廃していた森林が4年間の整備事業で間伐やウッドチップの散策路造りがが行われ、風通しの良い明るい森に変わっている。
 参加者は草刈り鎌などを手に、作業に一丸となって取り組み、景観保全に一役買った。

2013年11月15日(金)付