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11月の一覧
秋の味覚地産地消推進に 白馬発表会で農産物PR
 白馬村は23日、地域の農産物や農産加工品をPRする、初めての「秋の味覚発表会」を村多目的研修集会施設で開いた。村内産米や特産品のおいしさを地元住民に味わってもらい、地産地消の推進につなげるねらいだ。
 会場には認定農業者や特産品づくりに取り組む団体がブースを並べ、炊きたてのご飯やそばの薄焼き、食用ホオズキのジャムなどを振る舞い。約200人の来場者が「おこひる」と呼ばれる農家伝統の料理や、食材利用の新たなアイデアを体験していた。
80年以上続く伝統の技 美麻小中 和紙の卒業証書づくり
 大町市の美麻小中学校(塩原雅由校長)で22日、6年生と9年生が、美麻の特産である麻の繊維をすきこんだ紙すきに挑戦。来春もらう自分の卒業証書用の和紙をすいた。
 美麻支所に保存されていた麻を、同市社松崎で80年以上続く伝統的な和紙製造業の松崎和紙工業に持ち込み処理、同社が原料や機材など一式を同校の理科室に運び込んで行われた。職人の腰原修一さんの指導で、22人の児童・生徒が、卒業証書づくりに取り組んだ。
 原料には古くから和紙の材料として知られるコウゾと、トロロアオイの粘剤を用いた。証書用のすげたは大きく、少しのタイミングで失敗してしまうこともあったが、子どもたちは冷たい水をものともせず、成功するまで何度もチャレンジしていた。
旬の味わいに笑顔 大町 野口で新そば祭り
 大町市の野口地域農業振興会(金原昭和会長)は23日、恒例の新そば祭りを野口公民館で開いた。打ちたての地元産そばが500円食べ放題とあって会場は常に満員の大盛況。旬の味わいに笑顔が広がった。
 開始から30分たらずで用意していた400食分のそばが終了、その後も相次ぐ注文に同会メンバーらは手を休めることなく打つ、ゆでるの作業を繰り返し、厨房は大忙しだった。
 会場を訪れた地元住民らは次々と運ばれるそばに舌鼓を打ち、談笑しながら年に一度のイベントを楽しんでいた。
10年にわたり寄付 大町黒部ソフトクラブ社協に
 大町市の大町黒部ソフトボールクラブ(小林元治総監督)は25日、選手から集めた3万3600円を大町市社会福祉協議会に寄付した。地域の福祉に役立ててほしいと願う取り組みが10年を迎えた。
 同クラブは平成16年から、選手からひと月あたり1人100円を集め、社会福祉へ役立ててほしいと、10年にわたって社協に毎年寄付を重ねている。選手自身の福祉意識の向上やチームの結束にもつながっている。

2013年11月27日(水)付


ワインに合う料理 松川 団塊倶楽部が講習会
 松川村公民館講座・男女共同参画推進セミナー団塊倶楽部は、ワインと料理のマリアージュを24日、すずの音ホールで開いた。部員で生涯学習インストラクターの中牧美郎さんを講師に、ワインに合う料理を作り、ワインと一緒に味わった。
 同講習会は、ブドウの出来具合を確認するフランスの試飲酒、ボジョレ・ヌーボーの解禁時期に合わせて、いち早く旬を取り入れようと毎年行っている。ボジョレの他、かざま甲州ワインと塩尻ワインを試飲。料理と合わせて飲み比べた。
トチの実の皮むき学ぶ 小谷村大網の若者ら取り組み

 小谷村大網地区で、伝統食のとち餅に使用するトチの実の皮むき作業が行われている。とち餅は、「信州小谷の田舎もち」として、大網の女性が年末の贈答用に作っている。高齢化により製造が困難になっていたため、伝統の味を絶やすまいと同地区在住の若者らが立ち上がり、教えを受けながら製造に取り組んでいる。