ゴンドラからの乗客救助 索道事業者と消防署白馬で冬季災害訓練

 大北地区索道事業者協議会と北アルプス広域北部消防署、大北北部消防連絡協議会は4日、冬季災害救助訓練を白馬村の白馬岩岳スノーフィールドで開いた。本格的な冬期観光シーズンを控え、各団体から参加した約90人が、ゴンドラからの乗客救助などを実践した。
 救助訓練では事故によるゴンドラの停止を想定し、閉じ込められた乗客をロープや滑車などを使って救助。スキー場の職員がゴンドラまでのぼり、要救助者にハーネスを装着。地上の職員がロープを支えながら、ゆっくりと下ろしていた。
町民から募った「お宝」一堂に 池田の展望美術館で工芸展
 池田町の北アルプス展望美術館(町立美術館)は「安曇野お宝美術工芸展」を1月31日まで開いている。町文化財や町内の小中学校の寄贈作品の他、町民らから募った「お宝」70点を展示する。町民と来館者と美術館をつなぐ画期的な企画展。
 池田八幡神社に保管される1平方bほどの見応えある絵馬や、町の道路開通記念の杯、軍事債券など、歴史を物語る貴重な資料や品々を数多く展示する。個人の土蔵に長年保管されていたびょうぶや、出展者が初めて五月の節句に使ったという掛け軸など、思い出の詰まった「お宝」も。
 開館時間は午前9時〜午後5時。月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始(26〜1月6日)休館。入館料400円(高大生250円)。
トロリー99万2000人に 入り込み報告 震災前水準回復
 大町市の関西電力黒四管理事務所は6日、牛越徹市長に関電トロリーバスの本年度の入り込み状況を報告した。トータルで99万1925人となり、昨年比で10万3000人(11・7%)の増となった。くろよん50周年などのイベント効果や外国人客の増加で、震災前の水準を回復した。
 国内個人客は53万4200人と、夏休み期間中に天候悪化の影響を受けたものの、震災前の平成22年度実績まで戻った。国内団体は29万1700人と、東京スカイツリーや伊勢神宮などの影響で伸び悩んだ。訪日団体は台湾を中心に過去最高を記録し、14万8000人と全体の約15%を占めた。
震災被災者に笑顔を 大町東小で絆コンサート

 大町市の大町東小学校5、6年生絆コンサート実行委員会は5日、地域の人や、東日本大震災の被災者へ元気を届けたいと、同校体育館で、絆コンサート〜みんなニコニコ元気になぁれ〜を開いた。
 6年生の合唱で幕を開けたコンサートは、テレビコマーシャルを模したステージや、児童81人が一斉に踊る大迫力の信濃の国、群読など見ごたえある内容。心を打つまっすぐな歌声や、会場を巻き込む進行で、観客らはリズムを取ったり、一緒に歌ったりしながら見入っていた。
愛らしい黒ウサギ*K問 松川ちひろ美術館敷地内に

 松川村の安曇野ちひろ美術館で、敷地内に迷い込んだ黒いウサギが来館者の注目を集めている。敷地内を移動しながら草を食べる愛らしい姿をひと目みようと、訪れた人たちはカメラを片手に姿を追っている。
 ウサギは1週間ほど前から姿を見せるようになり、スタッフはどこから迷い込んできたのか分からないと首をかしげる。「寒さが厳しくなったら心配」と、突然の訪問者の身の上を案じている。

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12月の一覧

2013年12月7日(土)付

3高校美術部合同で 大町のいーずら「二次元展」9日まで
 大町市教育委員会が同市仁科町のギャラリー・いーずらで開く市内学校展で9日まで、大町高校、大町北高校、白馬高校の美術部が合同で作品を展示する「二次元展」を開催中。年間を通して描いた作品の中から各部員が1〜4点ずつ出展。約70点が一堂に並んだ=写真。
 油絵やデッサン、水彩画など画材もさまざまで、静物画や風景画以外にも、若々しい想像力豊かなイラストなども展示された。ギリシャ婦人の木炭デッサンなど4点を出展した大町北高2年の宮澤はる香さん(17)は「細かいところまで観察して色がつけられるよう頑張った」と話していた。