茅葺き職人松沢さん映画に 小谷 伊勢神宮の式年遷宮従事
 三重県の伊勢神宮で20年ごとに社殿を建て替える式年遷宮で、茅葺(かやぶ)き職人として出向中の小谷村の松沢敬夫さんの姿を追った、ドキュメンタリー映画の制作が佳境を迎えている。大の小谷ファンで、東京・世田谷を拠点に活動している劇団「メンロ・パーク・スタジオ」を主宰する斉藤豪さんが村の依頼で制作。斉藤さんは「伊勢と小谷を取材する中で、さまざまな深い思いが見えてきた。仕上がりが楽しみです」と話している。
技能の維持と向上を 大町 モンキードッグ合同訓練
 大町市が有害鳥獣を追い払うために導入しているイヌ「モンキードッグ」の合同訓練が15日、市役所などで行われた。市内で活動する住民と飼い犬12組が服従訓練など基本に立ち返り、技能の維持と向上を図った。
 訓練では参加者が安曇野ドッグスクール=安曇野市穂高=の磯本隆裕代表を講師に、人間とイヌの主従関係の大切さや個性に応じたコミュニケーションの取り方を学んだ。一部が山中で猿を追う実践的な訓練を行い、成果をはかった。市街地を回るデモンストレーションも行い、住民にモンキードッグ事業への理解を求めた。
 モンキードッグは平成17年から、大町市が全国で初めて導入し、里の農産物を荒らすサルの出没を防いでいる。現在、同市で28頭が活躍している。
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12月の一覧
火災警報器設置訴える 大町で住宅防災シンポジウム
 地域の住宅防火や防災を考える「住宅防火防災推進シンポジウム」(住宅防火対策推進協議会主催)が15日、大町市文化会館で開かれた。防災関係者や地域住民約350人が来場。タレントのダニエル・カールさんらを招き、基調講演やパネルディスカッションが行われ、火災のなかでも死者数が多い住宅火災を予防するため、住宅用火災警報器の必要性や地域での防災活動について理解を深めた。
電気自動車で環境維持 日産が道の駅おたりに寄贈
 小谷村の道の駅おたりはこのほど、日産自動車から電気自動車(EV)の日産リーフと、電力供給システム「LEAF to Home」を贈呈された。同社が地域の防災拠点でもある全国の道の駅で、万が一の事態や生活向上にEVを役立てる社会貢献対策の一環。
 同施設はこの取り組みに賛同し、平成7年の豪雨災害の教訓を生かし被災者の負担軽減をはかる、システムの活用を提案。応募の結果、長野県で唯一の贈呈先に選ばれた。16日は道の駅おたりで関係者による贈呈式が行われた。
師走の北ア山麓駆ける 松川で年末マラソン最多140人
 松川村アスリートクラブ(熊井弘会長)主催の第16回松川村年末マラソン大会が15日、村川西運動公園ランニングコースで開かれた。村内を中心に県内各地から過去最多となる140人が参加、厳しさ増す師走の北アルプス山麓で健脚を競い合った。
 同大会は、26年度県市町村対抗駅伝競走大会一般の部松川村選手選考会も兼ねた。小学生から一般まで参加、周回約800bのコースで、2000〜5000bの各種目を年代別で争った。
飲酒運転防止パトロール 大町市内飲食店に呼びかけ

 大町市街地で13日夜、飲酒運転防止のパトロールが行われた。年末の県内一斉交通安全運動期間(31日まで)にあわせて行ったもので、大町地区交通安全協会大町支部(倉田定信支部長)や大町署員ら25人が市街地の飲食店を巡回。忘年会などで酒を飲む機会が増えるなか、客に飲酒運転をさせないよう、飲食店に呼びかけた。

2013年12月17日(火)付