2020年11月7日(土)付

キッズパーク広く安全に 爺ガ岳スキー場 新会社が開場準備

 経営会社が代わり新たなスタートを切った大町市平の爺ガ岳スキー場で、今シーズンのオープンに向けた準備が着々と進んでいる。キッズパークをリニューアルし、全長95b、全幅55bの広いゲレンデに改良。新たなアクティビティとして、スノーモービルの体験ツアーを始める。地元に親しまれるファミリーゲレンデを継承しつつ、誘客に向けた試みに期待が高まる。
 12月19日のオープンに向け、現在キッズパークの改良工事を行っており、凹凸のない緩やかな傾斜と、安全に止まれるよう下部に平らなスペースをつくった。
 経営を引き継いだフリーフロート(五日町)代表の屋田翔太さんは「子どもたちが安全に1日遊べるゲレンデにしたい」と展望する。
「自宅で再現店の味」に関心 北アJC21日まで レシピと食材セット販売

 自宅で再現するお店の味わい―。北アルプス青年会議所(JC)が企画実施する「自分で作るテイクアウト」事業で、大北地域の各飲食店から応募があった8メニューのレシピと食材のセットが21日まで、各店舗で販売されている。北アルプスJC公式フェイスブックなどで公開している8メニューの調理方法動画の閲覧件数は伸びており、事業への関心は高まっている。
 公開している調理方法の動画は、事業を企画した北アルプスJC地域経済対策委員会が中心となり制作した。各メニューごとに紹介し、合わせた閲覧回数は配信開始の10月17日から約3週間で約5000回に上る。
被災跡に解説パネル 神城地震6年 防災学習に活用

 2014年の神城断層地震から11月22日で6年を迎える。当時の被害や復興状況をインターネット上にまとめた「震災アーカイブ」(http://kamishiro.shinshu-bousai.jp/)を開設する白馬村と小谷村、信州大学廣内研究室は今月、両村の特徴的な被災の跡が残る場所10カ所に解説パネルを設置する。防災教育や復興観光に役立て、被災の記録と記憶を後世に伝えていく。
 パネルは金属製のケースに収め、災害の説明に当時の写真、復興の様子、アーカイブHPに接続できるQRコードなどを載せる。入れ替えを可能にし、調査・研究結果を反映して更新するなど、未来にわたって長く伝えられるようにする。
営業外回りで住民見守り 松川村と第一生命が協定

 松川村と第一生命保険は6日、地域の見守り活動に関する連携協定を結んだ。同社の職員が営業活動で村内を巡回する際、高齢者や障害者、子どもなど住民の安否を確認。異常を発見した場合は、村や警察などに情報を提供する。
 第一生命は村内の北安曇営業オフィスを拠点に、生涯設計デザイナー25人が、松川を含め周辺市町村で営業活動を行っている。協定に基づき、住民との触れ合いを通じた特殊詐欺や虐待の被害防止、行方不明者の早期発見など安心安全な地域づくりに貢献する。
育てた花の種 住民に 池田レモングラス ハーブガーデンで配布

 池田町ハーブセンター東側のハーブガーデンで植栽や管理を手掛ける「池田町ガーデナーの会レモングラス」(久保田晴美代表)は10月28日、花の種配布イベントを同ガーデンで行った。会員らが丹念に育てた花の種100袋を無料配布した。
 種をもらった人たちは、手入れの行き届いた秋のガーデンを散策したり、矢継ぎ早に花に関する質問をするなどして、にぎやかに交流していた。口々に「助かります」「大事に育てます」とうれしそうだった。
路面凍結スリップ要注意 大町署 パトカー早めの冬タイヤに

 スリップしやすい冬の道路に備え、大町署は早めの対策と安全運転を呼び掛けている。大北管内では、今季すでに小谷村中土で10月30日に凍結路面によるスリップ事故が発生。同署では昨年よりも早めにパトカーのタイヤをスタッドレスタイヤに交換し、冬季の出動に備えている。
 今後寒さが強まり、平地でも凍結や降雪による路面状況の悪化が予想されることから、冬が本格化する前に同署は使用頻度の多い車両を中心にタイヤを交換している。
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