2020年11月11日(水)付

異国の地でリンゴ狩り ミャンマーの技能実習生 大町・やまと種苗園が招く

 祖国から遠く離れた日本で暮らす技能実習生にリフレッシュしてほしいと、大町市常盤清水のやまと種苗園は10日、ミャンマーから来日し大町で働いている3人をリンゴ狩りに招いた。新型コロナウイルスの影響で外出が制限される中、3人は初めてのリンゴ狩りを大いに楽しんだ。
 リンゴ狩りは、同園の菅沢由美さんが同じ施設で働く縁で実現。3人が住む家の近くにリンゴの木があり「写真を撮りたいけど、誰のものか分からない」とためらっていたところ、リンゴ園を持つ菅沢さんが気分転換を兼ねて誘った。
白馬中修学旅行東北へ 震災被災地 福島とリモートで事前学習

 白馬村の白馬中学校(浅原昭久校長)3年生は今年、2011年の東日本大震災で被災した東北方面へ修学旅行で訪問する。事前学習として10日、福島県大熊町で被災し白馬村で避難生活していた木村紀夫さん=福島県いわき市=とのオンライン出前授業が行われた。福島第一原発事故による立ち入り規制区域内から中継が行われ、生徒は被災地の様子を映像で見て、当事者の体験談を聞いた。
 修学旅行では23日から25日まで、宮城県南三陸町や福島県を巡る。新型コロナウイルスの影響で予定していた京都・奈良への修学旅行を断念し、行き先を模索。神城断層地震を経験した土地として、日本に大きな被害をもたらした大震災を肌で感じ、改めて防災学習を行う意味で場所を選定した。
ブナの原生林魅力にふれ 小谷村公民館 北野の郷・散策&観察会

 小谷村公民館は5日、北野地区で「北野の郷・ブナ巨樹の森散策&観察会」を開いた。白馬高校の講師で地域の自然に詳しい北原正宣さんの案内で、ブナの原生林が広がる北野の郷を散策し、知られざる村の自然の魅力にふれた。
 当日は年に数回あるかないかの雲一つない快晴で、絶好の散策日和。ブナ林の紅葉も最盛期で、森の中の木々が美しく色づき、参加者は一同に光り輝くさまに心を奪われていた。
地域と交流伝統・技術体験 松川中1年生 村内でふれあい教室

 松川村の松川中学校(三輪千子校長)の1年生80人は10月30日、総合的な学習の一環として、「ふれあい教室」を村内で開いた。地域の人たちと交流しながら、先輩たちの技術や伝統、芸能のすばらしさを体験を通して学んだ。
 ニュースポーツや茶道、陶芸、将棋などの9つの講座が用意された。生徒が施設や個人の自宅などに出向き、希望する講座を体験した。安曇野ちひろ公園体験交流館では、そば打ちとピザづくりが行われた。シンデレラ農園そば組合のメンバーと園のサポート隊らが、実演を交えて教えた。
たき火のイモ待ち園児力走 小谷保育園 焼きいも集会 マラソンも

 小谷村保育園で5日、恒例の「焼きいも集会」が行われた。園児たちが集めた落ち葉ともみ殻を使った昔ながらのたき火でサツマイモを焼いて味わったり、園の周囲でマラソン大会も実施し、秋の味覚と自然に親しんだ。
 現代では各家庭でたき火でイモを焼くという体験も少なくなっており、園児たちは興味深そうにたき火の変化に見入っていた。
宅で便利に確定申告 大町 e-Tax利便性PR

 町税務署と税に関わる7団体でつくる大北地区税務関係団体連絡協議会は9日、「税を考える週間」(11〜17日)に併せ、自宅などでできる国税電子申告・納税システム「e-Tax」を利用した確定申告をPRした。協議会副会長の伊藤敬一郎さん=県酒造組合北安曇支部長=がスマートフォンを利用した手続きなどを体験し、利便性をアピールした。
 昨年分の確定申告では、新型コロナウイルスの影響で混雑する税務署での申告を避ける動きが広まり、自宅からできるe―Taxによる申告が増加。本年分の確定申告もe-Taxの需要は高いとみられ、同税務署では普及拡大に向けた取り組みを進めている。
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