2020年11月22日(日)付

降雪とコロナ収束願う 白馬 村内5スキー場 合同神事

 白馬村観光局と村索道事業者協議会は21日、村内5スキー場の合同スキー場安全祈願を白馬ジャンプ競技場で開いた。村とスキー場・観光関係者ら40人が参加して神事を執り行った。豊富な積雪に恵まれたシーズンの安全を願うとともに、一日も早くコロナが収束してスキー場が例年通りにぎわうことを祈願した。
 今シーズンは当初、白馬さのさかスキー場が営業休止と発表したが、地元の協力にめどが立ったとして営業を決めた。今シーズンは例年通り、村内5スキー場が営業する。各スキー場ともオープン準備は完了しているが、現在の降雪は山頂のみでゲレンデにはまだ雪がないため、オープンを見合わせている。
小中生 災害時の活動学ぶ大町 子ども会リーダー研修会

 大町市子ども会育成連絡協議会は21日、ジュニアリーダー・シニアリーダー研修会を大町公民館分室で開いた。本年度6回目の活動で、市内小中学生8人が参加し「災害時に自分たちが活動・協力できることを学ぼう」として、避難備品の組み立て体験などを通して、防災意識を高めた。
 市職員で防災士の西澤秀一さんと平林拓海さんを講師に、防災や災害対応の知識などを学んだ。西澤さんは「避難所運営の主体は避難してくる住民。避難所で自分ができることはなんだろう」と問い掛け、「炊き出しの手伝いや掃除、お年寄りの話し相手など普段の生活を生かしてできることがある。率先してやってみて」と呼び掛けた。
 子どもたちは実際に避難所で利用する段ボールベッドやパーテーションの組み立て体験、非常食となるココア蒸しパン作りなども体験し、災害時の対応を考えていた。
自然生かしたビオトープ完成 ローソン緑の募金活用 小谷小隣接の「塩の道公園」に

 小谷村の小谷小学校に隣接する塩の道公園で19日、「ビオトープ完成式典」が行われた。社団法人国土緑化推進機構と公益財団法人長野県緑の基金などで構成する緑化推進委員会がローソンの店頭で募っている「ローソン緑の募金」を活用して実施している、学校環境緑化事業のモデル校に選ばれて実施した事業。県内では平成17年度以来21校目の取り組みで、本年度は3校目となった。
 式典には6年生児童20人と、ローソン小谷店の小笠原久雄オーナー、県緑の基金の向山繁幸幹事長ら関係者が出席し、もみじの植栽をして完成を祝った。ビオトープは小谷の自然豊かな環境と、地域とのつながりを生かした学びの場をつくろうと、従来の水路を延長して自然石で囲み、新たな池を作って整備した。
初の「ZOOM」創業塾 白馬 会場・遠隔・DVD選択可能

 白馬村内での起業を考えている人を支援するための「白馬創業塾」の第6期が14日に開講した。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、初めてビデオ会議アプリ「ZOOM」を使った遠隔講義を取り入れた。受講生は会場での受講、遠隔講義、DVDでの学習という、3つの学習方法から適したものを選び、全員が同じ条件下で28日まで5回のコースで、創業に必要な技能や心構えを学んでいく。
 講師はコンサルティング会社ディセンターの折原浩さん。折原さんは「全5回の講義のゴールには、自分自身のスタートとなるビジネスプランを作ること」と話した。折原さんは「今年は、参加者同士の交流が難しいが、逆に全国的にも珍しい、3つの選択学習ができるのが強みとなる。どの受講にも不利益が生じないよう、あの時このセミナーを選んでよかったと思う、創業者の成功体験につながるそれぞれに満足の行くセミナーにしたい」と話していた。
1人1台タブレットで授業 松川小 ICT教育を試験導入

 松川村の松川小学校は、児童1人に1台のタブレット端末を貸与したICT(情報通信技術)教育の試験導入を始めた。4年生1クラスで運用し、利活用方法や課題を探っている。12月上旬から全校での本格導入を目指す。 ICT教育担当の大久保豪教諭の「4―ろ」組では国語の授業の一環で、児童が日本の伝統文化を紹介する手書きのリーフレットを制作。情報をデータ化し、クラス全員で共有する取り組みを行っている。
 児童はタブレットでリーフレットの写真を撮影。画面上でアピールポイントなどを書き込みデータを共有すれば、クラスメートから称賛のコメントが送られる。児童は「勉強が楽しくなった。他の人が参考になる」と話した。
飲酒運転撲滅へ夜の検問 大町署 3地域で実施 安全呼び掛け

 年末の交通安全運動を翌月に控え、大町署は20日夜、大町、池田・松川、白馬・小谷の3地域で飲酒検問を実施した。交通課や交番の署員など約12人を動員し、ドライバーにアルコール検査を行うとともに、飲酒運転撲滅へ向け啓発活動を展開。20日に松川村で死亡事故が発生したこともあり、安全運転の徹底を呼び掛けた。
 午後7時半ごろから深夜ごろまで実施。大町市では、県大町合同庁舎前の市道など場所を変えながら検問を行い、感知器による検査とチラシを手渡してドライバーに啓発した。
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