2024年6月9日(日)付

大町の物語 舞台で披露 大町市文化会館で「雪形ステージ」

 大町市で初夏恒例の「第23回北アルプス雪形まつり」(実行委員会主催)で、メインイベントの「雪形ステージ」が8日、市文化会館で開かれた。市内の小中学生から募集した絵画、詩、俳句、短歌の入賞者の表彰式と創作ステージ「水がうまれるまちの物語〜泉小太郎伝説〜」が披露され、大勢の来場者の感動を呼んだ。
 表彰式では、絵画・俳句・短歌・詩の4部門で優秀賞となった児童生徒に表彰状と記念品を贈った。
 創作ステージでは、水にまつわる大町にゆかりの泉小太郎の物語に絡めながら、美しい自然にちなんだ合唱や演奏を披露した。
若手音楽家 白馬で技術磨く NAGANO国際音楽祭 7月27日開幕へ 講師の澤さん夫妻 村長と懇談

 若手演奏家が一流音楽家の指導のもと演奏技術を磨く「NAGANO国際音楽祭in白馬」(実行委員会主催)が今夏も白馬村で開催される。講師を務めるバイオリニストの澤和樹さん(69)=東京藝術大学名誉教授・前学長=と、妻でピアニストの蓼沼恵美子さん(69)=昭和音楽大学客員教授=がこのほど村役場を訪れ、丸山俊郎村長と懇談した。
 今年の音楽祭は7月27日に開幕。バイオリンとピアノの上級者向けセミナーや、地域との交流を図るアウトリーチミニコンサート、最終日の8月2日はウイング21で受講生によるコンサートとフェスティバルコンサートを行う予定。
「まちへ行こう!」ライブ100回目 大町の麻倉 16グループが節目祝う

 大町市大町堀六日町のギャラリー「麻倉アート&クラフト」で1日、「まちへ行こう!街なかライブ」が開かれた。開催第100回の節目を迎え、市外・県外からの参加バンドや初出演者などを加え、総勢16グループが集まり、100回記念を祝う盛大なパーティーとなった。
 飛び入り参加のウクレレ演奏などもあり、100人を超す来場者でにぎわった。
 2005年2月に発生した大町市の商店街大火をきっかけに、音楽仲間が集い始めたイベント。近年は大町あめ市やゆかたまつり、大町やまびこ祭りなどのイベント時に合わせて年に5〜6回を開いている。
米作り「おこひる」楽しむ 松川ちひろ公園 恒例の田植えに27人

 松川村の安曇野ちひろ公園の田んぼで1日、恒例の田植えが行われた。村内外から家族連れなど27人が参加し、泥の感触を味わいながら、コシヒカリの苗を手植えした。無農薬有機栽培の米農家・高橋克弥さん(30)=同村板取=が「田んぼの先生」となり、手ほどきした。
 はだしになった参加者らは田んぼに入り、しるしに合わせて次々と苗を植えていった。泥だらけになって、カエルやオタマジャクシと触れ合っていた。
 昔、農作業の合間に食べられていた「おこひる」として、同公園で収穫した米で作った「きなこおにぎり」が振る舞われた。
被災地支援知り防災考える 大町 連合自治会、自主防災会が研修

 大町市連合自治会と市自主防災連絡会は8日、合同防災研修会を市役所で開いた。地域の防災力向上を図ろうと企画。「能登半島地震から考える防災フォーラムinおおまち」と題し、今年1月に発生した能登半島地震の被災地支援にも参加した日本防災士会長野県支部長の大久保隆志さんの講演やグループワークを通じて、被災地の支援や復興状況を交えながら、災害への心構えや、避難所のあり方など今後の防災を考えた。
 自治会役員など約60人が参加。石川県珠洲市の正院小学校などの避難所で支援活動を行った大久保さんは、発災後から現在までの支援の様子を写真を交えて伝えた。
労災のない職場づくり 大町労働基準協会 全国週間控え産業大会

 労働災害防止活動や職場の安全活動を推進する第97回全国安全週間を来月に控え、大町労働基準協会(大北・安曇野地域の約390事業所で構成)は7日、令和6年度産業安全大会を大町市のサン・アルプス大町で開いた。大北・安曇野地域のさまざまな業種の事業所から約80人が参加し、労働災害がない安全な職場環境について認識を深めた。
 大会では、大町労働基準監督署が、全国安全週間や職場の安全対策について説明。特別講演では、大畠労働安全衛生コンサルタント事務所代表の大畠一洋さんが「日頃の災害防止活動のポイント」と題し講演した。
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