2024年6月25日(火)付

スケボー永原選手 パリ五輪へ 夏の出場 白馬から初 「最大の目標」スタート地点に

 パリ五輪スケートボード男子パーク種目で、白馬村出身の永原悠路(ゆうろ)選手(19)=太陽ホールディングス=が代表に内定し、白馬から初めて夏の五輪に出場する。予選シリーズ最終戦決勝が23日にあり、確定した世界ランキングにより出場権を得た。永原選手は24日、SNSで「目標が叶ったというより新たなスタート地点に立った気がする。そしてまだまだこれから起こる事にワクワクしている」と喜びを語った。
 白馬中学校出身。在学中に東京五輪出場を目指したが叶えることができず、2021年には大腿骨を骨折する大けがを経験。その後復活を果たし、パリ五輪を「最大の目標」として掲げ各大会で結果を残してきた。五輪予選シリーズ最終戦前の世界ランキングは14位で、ハンガリーのブダペストで行われた最終戦では予選敗退となったものの、最終順位は17位で出場権を得られる全体の上位20人以内に入った。
ポンプ・ラッパ技術競う 池田で大北地区消防大会

 本年度の大北地区消防ポンプ操法大会とラッパ吹奏大会が23日、池田町内で開かれた。大北5市町村の各大会で優勝したチームが出場し、メンバー同士息を合わせ、日頃の訓練の成果を存分に発揮した。各種目の優勝チームは7月7日の県大会に大北地域の代表として出場する。
 大会では、ポンプ車操法の部と小型ポンプの部、ラッパ吹奏の部で実施。各消防団員や来賓、見物客らに見守られ、選手たちはきびきびとした動きで取り組んでいた。
世界の教育者 白馬に集う フォーラムで意見共有

 世界中から先進的な教育を推進する指導者が白馬村に集まり、学びのあり方について考える国際教育会議「白馬フォーラム」が20日から23日まで開かれた。最終日は、フォーラムでの意見や提言を共有するシンポジウムが白馬東急ホテルであり、国内外の教育者ら約100人が参加。講演やパネルディスカッションを通じ、未来を担う子どもたちのために一人一人に何ができるかを考えた。
 パネルディスカッションには阿部守一知事も参加し、北野氏らと教育の未来について意見を交換。長野県の教育について阿部知事は「日本の教育は中央集権的」と指摘した上で「学びの主体は子どもたち。地域の特性を生かした教育の考えが必要」と述べた。
16組 歌や演奏多彩に披露 池田 てるてる坊主童謡まつり

 童謡『てるてる坊主』の作詞家で池田町出身の浅原六朗にちなんだ「第40回てるてる坊主童謡まつり」(町教育委員会主催)が22日、町交流センターかえでで開かれた。町内外の子どもから大人まで16組が出演し、多彩な歌や演奏を通して、音楽の素晴らしさを共有した。
 合唱曲や童謡唱歌、北安曇郡歌、池田小唄、吹奏楽やバイオリンなど、バラエティーに富んだ音楽が披露された。故郷をテーマにした歌や後世に残したい歌などを、それぞれの思いに乗せて発表した。
 公募したアート作品展には、てるてる坊主にちなんだ愛らしい絵画やイラスト、立体作品14点が集まった。同センターのギャラリースペースで30日まで展示した後、浅原六朗文学記念館に飾る。
ちひろの願い 平和考える 9月1日まで 松川で展覧会

 松川村の安曇野ちひろ美術館で、画家・いわさきちひろ(1918〜74年)の没後50年にちなんだ展覧会「いわさきちひろ ぼつご50ねん こどものみなさまへ」の第2弾「みんな なかまよ」が今月から始まった。ちひろの作品を起点に、多様な「問い」を投げかけながら、ちひろが生涯を通して願い、描き続けた「平和」についてみんなで考える機会にする。9月1日まで。
 第1弾に引き続き、アートユニット「plaplax」がディレクターを務め、京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之さん(51)が企画協力した。
 初日の8日、ギャラリートークが行われた。塩瀬さんは「いろいろな問いや、もやもやを持ち帰ってほしい。身近な平和について、考えるきっかけになれば」、plaplaxの近森基さん(53)は「いろいろな角度から、答えのない平和について一緒に考えていけたら」と話した。
「茅の輪」くぐり無病息災 大北各地 夏越大祓式始まる

 大北地域の各地の神社で、家内安全や無病息災を祈る「夏越大祓式」が始まった。鳥居に設けられた青々とした「茅の輪」をくぐって心身を清め、残り半年の無病息災を祈願している。
 大町市常盤清水の三嶋社神明社は23日に行われた。あいにくの雨だったが、地域の氏子ら多数が参拝に訪れた。
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