2024年6月28日(金)付

姉妹都市で演奏へ支援を 大町 源流美麻太鼓 7月訪米へCF

 大町市美麻の和太鼓チーム「源流美麻太鼓」(保科充志会長)が市と姉妹都市提携を結ぶ米国カリフォルニア州メンドシーノとの芸術交流事業で、7月に米国を訪問することになった。しかし、渡航が決まってから出発までの期間が短く、補助金等の支援が難しい状況。最近の急激な円安や物価の高騰も追い打ちをかけ、チームは大きな財政負担を強いられている。このため、クラウドファンディング(CF)で支援を募っている。
 本年度はメンドシーノで国際交流展を開催することになった。その芸術交流の一環として、同チームにオープニングイベントでの演奏のオファーがあった。厳しい状況ではあるが、メンバーは「交流事業を盛り上げる一助となりたい」と訪米に強い思いを抱いている。
芸術祭開幕へカウントダウン 大町 市役所ロビー ボードでPR

 今年秋に大町市内で開催される第3回北アルプス国際芸術祭(9月13日〜11月4日)に向けて、市役所入口ロビーに開幕までの日数を刻むカウントダウンボードがお目見えした。今後のボランティアサポーターの活動情報なども掲載しながら、開幕まで80日を切った芸術祭をPRし機運を高めている。
 カウントダウンボードは、芸術祭実行委員会の事務局を務める市役所地域振興部観光文化課が設置した。地域おこし協力隊2年目で中国出身の路雨嘉(ロ・ウカ)さん(27)が中心となり、企画・デザイン・制作した。
水道基本料金改定 値上げへ 経営審議会 白馬村長に答申 給水収益増 口径別設定に

 白馬村上下水道事業経営審議会(杉山茂実会長)は26日、水道料金の改定について丸山俊郎村長に答申した。新料金体系を現行の用途別から口径別に改め、水使用の有無にかかわらず徴収する基本料金を口径ごとに設定し、引き上げる。給水収益総額で3割の増額改定。月の使用水量5立方bまでを基本料金に含めている基本水量制は「廃止することが適当」とした。改定されれば40年ぶり。
 村では人口減小や施設の老朽化などを背景に給水収益の確保に向け水道料金の引き上げを検討しており、丸山村長は昨年4月に料金改定について同審議会に諮問していた。
農地の将来 あり方考える 松川村 地域計画策定「協議の場」初回

 松川村は26日夜、将来の農地利用の姿を明確化する「地域計画」の策定に向けた各地域の「協議の場」の初回を村役場で開いた。地区ごとに全5回開き、農地利用や担い手の確保に向けて話し合う。 初回は細野・東細野・北細野から農家ら約30人が参加。村側は、村の現状と地域計画、村農業委員会が行った意向調査について説明した。
 村は、農業者・担い手・農業法人・農地所有者・農業委員会・農協・水利組合など、地域の農業に関わる人の参加を呼び掛けている。
学校・保育園の包丁研ぐ 建設労組池田地区 住宅デーでボランティア

 池田町内の職人40数人でつくる大北建設労働組合池田地区(宮坂寿地区長)は23日に実施した大北地域の住宅デーに合わせ、池田小学校と池田保育園、会染保育園で授業や調理に使っている包丁計46本をボランティアで研いだ。26日、研ぎあがった包丁を池田小学校に届けた。
 池田小学校では家庭科の授業などで児童が使う調理室の包丁約30本を研いでもらった。学校での奉仕はコミュニティスクールの地域コーディネーターが呼び掛け、3年前から実施。一昨年は高瀬中学校、昨年は会染小学校で行った。
八坂「売り出し」にアイデア 大町 住民と中学生が交流

 大町市の八坂小中学校の後期課程の生徒が20日、八坂総合福祉センターが開いている住民通いの場「いどばた八坂」の参加者と、市八坂支所で交流会を開いた。生徒が取り組む探究的な学習「やさか人間塾」の、本年度の活動について地域の人々から多岐にわたるアドバイスをもらい、今後の具体的な活動を考え合った。
 アドバイスする住民たちは地域の食や文化に詳しい人々で、昨年の活動の振り返りなども行いながら、生徒の話を聞いた。生徒たちは今後の活動に生かそうと、熱心な情報交換を行っていた。
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