2025年1月3日(金)付

力強く初打ち 平安願う 信濃国松川響岳太鼓 大和田神社に奉納

 松川村の「信濃国松川響岳太鼓」(仲川達也会長)は2日、新春恒例の初打ちを村内の大和田神社で開いた。地域住民やメンバーの家族が見守る中、子供会と大人会、OB・OGが一年の平安と活躍を願い、力強い演奏を奉納した。
 今年は、子供会が全国大会で演奏するオリジナル曲「炎」や定番曲の「飛龍三段返し」などを披露。小学生から高校生までメンバーが息の合ったリズムを刻み、「転禍招福息災延命」と声をあげると、観客から大きな拍手が起きた。
スキー場 元日からにぎわい 大北各地 観光客や住民 催し楽しむ

 大北地域の各スキー場は元日の1日から、多くの観光客や地域住民などでにぎわった。白馬村のHakuba47では餅つきや日本酒の振る舞い、抽選会、ゲーム大会などさまざまなイベントを開催し、新年の訪れを祝った。
 会場では雪遊びを取り入れた雪中宝探しやスノーフラッグ大会が行われ、家族連れがリフト券やお年玉≠ネどをかけてゲームに挑戦。雪原に立てられた旗を目指して、雪をかき分けながら銀世界の中を駆け抜けた。
初日の出浴び 走り初め 元旦マラソン 各地で元気に

▽大町市社 自分のペースで力走
 大町市社公民館は1日、「第34回社地区元旦マラソン」(大会長=内山晃一館長)を開いた。快晴に恵まれた2025年初日に、子どもから大人まで市内外から約80人が参加し、走り初めを楽しんだ。 参加者は、中村一郎・市教育長の合図で一斉にスタート。前日に降り積もった雪や凍結により約300b短縮した、社公民館から曽根原地区までの往復約3`を力走した。(写真は社地区元旦マラソン)

▽池田町 コース選びタイムに挑戦
 池田町の第29回元旦マラソン(町スポーツ協会陸上クラブ主催)は1日、池田保育園を発着点に開かれた。子どもから高齢者まで約160人がタイムに挑戦しながら、町内を駆け抜けた。
 参加者は一丁目や花見地区などを経由する1周約2`か、初心者にもやさしい1・5`のコースを選んで周回。ゴールの計測器でタイムを測りながら、思い思いの距離を走った。

▽松川村 折り返し神社で参拝も
 松川村の第51回元旦マラソンは1日、村すずの音ホールを発着点に開かれた。会員の高齢化により解散した健走会に代わって、今年から村アスリートクラブが大会を主催。村内外から約200人が参加し、走り初めを楽しんだ。
 参加者は須沢和彦村長の号砲で一斉にスタートし、有明山社まで約2`を往復。折り返し地点の神社では一年の平安を願って参拝。ゴールでは住民ボランティア手作りのお汁粉で、体を温めていた。
除夜の鐘響かせ清らかに 大町 天正寺で二年参り

 大町市北原町の天正寺では昨年12月31日深夜から元日にかけて、二年参りが行われた。訪れた家族連れなどが、除夜の鐘をついて旧年の煩悩を消し去り、新たな年を清らかな心で迎えた。
 雪が降り積もった境内に大きな鐘の音が響き、僧の読経の声が年末の気ぜわしさをほぐした。
花火や太鼓 ゲレンデに歓声 白馬 五竜、八方でカウントダウン催し

 白馬村のエイブル白馬五竜スキー場は12月31日夜、新年を迎えるカウントダウンイベント「HAKUBA GORYU NEW YEAR 2025 COUNT DOWN」を行った。
 ゲレンデのナイター営業を午後10時半まで延長。具だくさんの五竜特製「年越しそば」の振る舞いで温まり、松川村を拠点にする「信濃国松川響岳太鼓」の勇壮な演奏が会場を盛り上げた。
 クライマックスはカウントダウン花火、雪の降りしきるゲレンデに多くの人が繰り出した。

 白馬八方尾根スキー場では名木山ゲレンデでカウントダウンイベントがあった。国内外から大勢の観光客らが来場し、雪が舞う中、振る舞いの甘酒やホットカルピスで冷えた体を温めた。
年始のあいさつ お届けへ 大町郵便局 年賀状配達の出発式

 大町市の大町郵便局で1日、年賀状配達の出発式が行われた。昨年10月にはがきが1通85円に値上げしてから初めての正月で、元旦の年賀状取り扱いは同局では昨年の68・9lとなる10万7000通となった。局員らが、年始のあいさつを交わす年賀状の配達に出発した。
 午前8時頃、出発の合図を受けて、局員ら17人が年賀状を積み込んだバイクで市内の配達に向かっていった。
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