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2025年1月17日(金)付 |
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汚泥の肥料化研究「すごい」 大町南小 南農生 交流授業で発表
大町市の大町南小学校で15日、南安曇農業高校(安曇野市)の生徒による交流授業が行われた。生物工学科の2・3年生7人が訪れ、昨年10月に岩手県で開かれた「日本学校農業倶楽部全国大会」のプロジェクト発表会で優秀賞を受賞した、下水汚泥肥料化の活動成果を発表。「命と暮らしを支える水の学習」で下水処理について学ぶ南小4年生が、研究発表を通じて持続可能な社会をつくる取り組みに理解を深めた。
南小の授業では、安曇野市の流域下水道終末処理場「アクアピア安曇野」の協力で、本来なら処分される汚泥を使い学校田で稲の栽培に取り組んだ研究について発表。汚泥を肥料として育てた米の収量が化学肥料より多く、新たな資源として大きな価値があることを説明した。 |
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副村長2人目を初公募 白馬村 地方創生の重要施策担当
白馬村の丸山俊郎村長は16日、2人目の副村長を公募すると発表した。副村長の公募は初めてで、移住定住施策や、交付金・補助金の獲得、ふるさと納税の増額推進などを専門的に担う予定。公募期間は同日から2月10日まで。書類審査や面談を経て候補者を選定し、村議会3月定例会で人事案と副村長の定数を2にする条例改正案を提出、可決されれば4月ごろに着任する。任期は4年間。
16日、村役場で記者会見した丸山村長は、政府による「103万円の壁」対策で地方の税収減が見込まれることや、石破茂総理が地方創生の交付金の倍増を目指していることもあり「新たな財源確保や、交付金獲得が自治体にとって非常に重要になる」と強調。移住定住施策と交流促進によるまちづくり、施策を実施するための財源確保が喫緊の課題とした。 |
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地域経済発展に決意新た 小谷村商工会 賀詞交歓会に60人
小谷村商工会(今井頌治会長)は16日、今年の新春賀詞交歓会をサンテインおたりで開いた。村内を中心に事業者や村関係者、商工会関係者など約60人が出席。地域経済と商工業の発展に向け決意を新たにした。
今井会長は基幹産業のひとつである観光業について、村内では宿泊施設の改修やホテル開発、飲食店の開業など活発な動きが出ていると報告。「今年は雪に恵まれ、スキー場の入り込みも増えている。宿泊施設はほとんど予約で埋まっている状況と聞いている。観光業は素晴らしいスタートが切れたと思っている」と今冬のにぎわいに期待した。 |
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住民の声生かす取り組み評価 松川村公民館が大臣表彰
松川村公民館は、文部科学大臣表彰「第77回優良公民館表彰」を昨年末に受賞した。住民の声を起点に新しい価値を創出する取り組みが評価された。全国約1万4000館の中から65館、県内では3館のうち1館に選ばれた。
「住民のアイデアをカタチにする公民館」をコンセプトに、住民と対話を重ねながら、地域が抱える課題に向き合ってきた。
公民館の本質に立ち戻ったアプローチ、全国的にも珍しい地域おこし協力隊の活用、地域課題を整理し、アイデアを可視化したデザインの視点が、評価のポイントとなった。 |
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無病息災へ縁起物燃やす 池田四丁目 自治会と育成会が三九郎
池田町の池田四丁目自治会と子ども会育成会は11日、新年の行事「三九郎」を開催した。正月飾りや、昨年1年間各家庭などで飾ってあっただるまや縁起物を持ち寄って竹で組んだやぐらとともに燃やし、地域や家庭の無病息災を祈った。
小正月の伝統行事として毎年開催しており、今年は地域住民ら約30人が集まった。甘酒で新年の乾杯をした後に点火。燃え盛る炎が青空に良く映えていた。 |
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冬季の事故 労災増加に注意 大町労基署 1・2月 転倒多く防止策を
労働災害が一年で最も増える傾向にある本格的な冬を迎え、大町労働基準監督署は、スリップによる転倒災害などの発生を警戒している。雪国ならではの事故を防止しようと、滑りにくい靴の着用や危険箇所の情報共有など安全な職場づくりを呼び掛けている。
同署によると、管内(大北地域、明科を除く安曇野市、松本市梓川)で令和5年に発生した休業4日以上の労働災害は178人で、2月が26人(うち転倒が6人)と最も多く、次いでl月が19人(うち転倒が11人)となっている。
同署はゴム底や金具付きの靴の着用、事務所出入口へのヒートマットの設置、危険箇所に注意喚起のステッカーを掲示するなど対策を推奨している。 |
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