2025年5月7日(水)付

住民と観光客 満足度向上へ さくら不動産 白馬駅前の再開発に着手

 白馬村のさくら不動産が、JR白馬駅前の再開発に着手する。事務所が入っていた自社ビルと、周囲の不動産を取得してまとめ上げ、店舗・オフィス・集合住宅を複合した4階建てビルを建設。駅前から見える白馬三山の景観を阻害しないよう調和を意識した。1階にコンビニエンスストアやカフェが入る予定で、住民や観光客の利用を想定し、双方の満足度向上を目指す。来年11月に完成予定。
 駅前は建物の老朽化が長年の懸案で、同社は8年前から再開発を検討、周囲との調整を進めてきた。複合型ビルは現在のビルがある国道交差点北西に建設。白馬観光タクシーの事務所など周囲の不動産を取得し、自社ビルの土地などと合わせ、敷地面積2338平方b、延床面積2121平方b、鉄骨造の複合型ビルを建てる。
 1階にコンビニとカフェ、1〜2階にアウトドアショップ、2階に同社の事務所が入り、2階以上の西側部分が集合住宅となる。公共交通機関で訪れた人がコンビニで弁当などを購入できる他、外国人観光客のATM利用、住民利用を想定する。
雨に負けず白熱プレー 穂高で大町市民ゴルフ大会

 大町市の第23回市民ゴルフ大会(市・市スポーツ協会など主催、市ゴルフ協会主管)が6日、安曇野市の穂高カントリークラブで開かれた。本年度市民スポーツ祭の幕開けを告げる大会に約190人が出場し、雨に負けない白熱したプレーを繰り広げた。
 大会は18ホールの新ぺリア方式で行われ、「桜」と「梅」の2グループに分けて順位を決めた。コロナ禍以降、感染症対策として表彰式は行わす、入賞者に対し個別に賞状などを送った。
湿原歩き動植物触れる 大町市文化財センター 居谷里で自然観察会

 大町市文化財センターは3日、県天然記念物に指定される平地区の居谷里湿原で、自然観察会を開いた。午前の部には家族連れなど約20人が参加し、外周約1・5`を歩きながら、湿地ならではの動植物に理解を深めた。
 大町山岳博物館友の会「湿地植物の生活史研究グループ」のメンバーがガイドを務め、黄色い花を咲かせたリュウキンカやザゼンソウなどを観察しながら散策。今年は例年と比べて雪解けが遅く、ミズバショウの生育が遅れ気味という。
町営バス 運行情報スマホで 池田町 GTFS対応 利便性向上

 池田町の町営バスが、公共交通機関の時刻表や地理的情報を定義した標準的なバス情報フォーマット「GTFS」に対応し、バス停の位置や時刻表をグーグルマップなどの対応アプリで取得できるようになった。スマホなどからバスの時刻がわかり、利便性が増す。
 対応した路線は町営バス全路線(明科線、安曇野線、松川線、広津線、町内巡回線)。一般社団法人・社会基盤情報流通推進協議会が開発・運営するGTFSデータリポジトリで2月に公開された。グーグルマップでは、地図上にバス停のアイコンが表示され、タップすると各路線の出発予定時刻が表示される。
「自転車乗ったらヘルメット」 大町署など 岳陽高で安全啓発

 大町市の大町岳陽高校(市川格校長、生徒525人)で1日、自転車のヘルメット着用を呼び掛ける啓発活動が実施された。大町警察署の署員や県北アルプス地域振興局職員、市職員、同校校風委員会メンバーが校門前に立ち、登校する生徒に啓発グッズを手渡し、ヘルメット着用など自転車の安全利用を呼び掛けた。
 同校は本年度、大町警察署から自転車の安全利用に取り組む「信州グッドチャリダーモデル校」に指定された。啓発活動は自転車の活用の推進についての関心と理解を深めるため、自転車活用推進法により定められた全国的な「自転車月間」の初日に合わせて実施した。
アルピコタクシー 新たな決済導入 交通系ICカードなど 利便性向上

 大町市に支社をもつアルピコタクシー株式会社(本社=松本市)は5月2日から、大町支社を含む全社で交通系ICカードでの決済を行えるようになった。大北地域では先駆けての導入という。キャッシュレス決済での利用できる幅が広がり、アプリで配車するウーバータクシーの導入と合わせ利便性がさらに向上した。
 新たに使えるようになった決済は、SuicaやPasmoなどの交通系ICカード9種と、スーパーやコンビニ系の電子マネーのWAONとnanaco。スマホを用いたモバイルSuicaも使える。
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