2025年5月18日(日)付

囲碁のまち≠ノ愛好家集う大町市 恒例の「祭り」 指導碁や大会

 囲碁のまち¢蜥ャ市に全国各地から愛好家やアマチュア棋士が集う「アルプス囲碁村まつり」(市、アルプス囲碁村推進協議会主催)が17日と18日の2日間の日程で行われている。今年で23回目となる恒例のイベントで、初日は前夜祭として大町温泉郷の黒部観光ホテルでプロ棋士による指導碁を実施。18日は市総合体育館大アリーナを会場に「知事杯・市長杯争奪囲碁大会」が開催される。
 指導碁は宿泊者を対象に行い、老若男女約60人が参加。二十四世本因坊秀芳の石田芳夫九段をはじめ、高尾紳路九段、青木紳一九段、中根直行九段、鈴木嘉倫八段らプロ棋士7人が多面打ちで参加者と対局した。参加者は一流の手ほどきを受け、上達のヒントを教わった。対局後は参加者同士で感想を話したり、自由対局をしたりして交流を深めた。
「山の日」記念 雨の植樹祭 松川 馬羅尾高原に80人

 松川村は17日、令和7年度「松川村山の日植樹祭」を馬羅尾高原の神戸原扇状地で開いた。降りしきる雨の中、小学生と保護者など約80人が参加した。主催は村と村子ども会育成連絡協議会。
 村による植樹は約60年前に始まり、平成23年、山や森の恵みに感謝しようと、5月の第3土曜日を独自の「山の日」に制定、植樹祭を続けている。
 当日は降雨により内容を変更、約150本を植樹した。色とりどりのレインコートなどを着た参加者たちが、くわを使って穴を掘り、苗木を植えていった。やがて緑豊かな針広混交林となる。
好天の下 きりりと矢放ち腕競う 池田町弓道大会 72人参加

 第60回記念池田町弓道大会(町スポーツ協会主催・町弓道会主管)が11日、町弓道場で開かれた。好天に恵まれた絶好のコンディションの中、県弓道連盟の各支部から24チーム72人が参加し、日頃鍛錬した腕を競った。
 28b先の的をねらう近的種目で競った。個人戦は計8射、3人1組の団体戦は計24射の成績で、それぞれ順位を競った。
 安全祈願の儀式である矢渡しを行った後、競技を行った。凛とした空気感の中、順立できりりと矢を引き放った。的中すると、観覧席からは「よし」という掛け声があがった。
野草を観察 天ぷらにも 白馬 木流川で「春の散策会」

 白馬村北城の木流川散策路・親水広場で10日、「春の散策会」が開催された。主催は木流川と親しむ会(増井恵子会長)と村農政課。新緑が芽吹き始めた自然を子どもと一緒に楽しみたいとする家族連れなどおよそ50人が参加。身近な自然環境への関心を高める機会となった。
 参加者たちは4つのグループに分かれ、会員ガイドに案内されながら自生する植物や春の野草を観察。ヨモギやヒメジオン、ノカンゾウ、イタドリなど食用できる草花の若芽を摘んで匂いをかいだり、少しかじって味を確かめ「酸っぱーい!」など感想を言い合った。
 散策後は、親水広場周辺で採取された天ぷらの試食会、野草茶もふ振る舞われた。
「ふわふわ」「おいしい」パン作り 池田 創造館で初心者向け教室

 池田町創造館は13日、「はじめてのパン作り教室」を開いた。町の小学生などを対象に長年パン作りの講師を務める縣美智子さん=池田二丁目=が指導し、初心者向けの2種類のパンを作った。

 「朝ドラ」にちなんだあんぱんと、生地にカレー粉を錬りこんだカレーベーコンロールを作った。ベンチタイムと発酵時間を取りながら、下準備してあった生地を分割、成形し、トッピングするまでの一連の作業を行った。
 生地の扱い方や発酵のやり方などを適宜伝えた。食事パンは、パン粉やマヨネーズ、パセリなどをたっぷりのせ、オーブンで香ばしく焼いた。
 焼きたてを味わった参加者たちは口々に「ふわふわ」「おいしい」「幸せ」と話しながら、笑顔がこぼれていた。
西小児童のちくわカレー人気 6月1日は「スギヨのビタミンちくわ復活の日」 記念日認定 大町で祝賀イベント

 長野県民のソウルフード≠ナ能登半島地震で一時出荷停止となった「ビタミンちくわ」を製造するスギヨ(石川県)と水産卸販売会社マルイチ産商(長野市)が日本記念日協会から、6月1日を「スギヨのビタミンちくわ復活の日」として記念日認定を受けた。正式登録日となった5月17日、大町市大町下仲町の「ホッと一息…森の休息」と向かいの特設会場で祝賀イベントが開かれた。市内外から多数の来場があり、記念日の認定登録を祝い、催しを楽しんだ。
 特設会場では登録証のお披露目と両社の社員によるトークイベントがあった。市内からは、能登半島地震の復興支援などでスギヨと交流がある大町西小学校の5年生がステージ発表をした。
 児童たちは森の休息でビタミンちくわで作ったかわいいキャラクターのトッピングをのせたオリジナルちくわカレーを調理し販売。オープン前から長蛇の列ができる人気で、訪れた人は「子どもたちの思いに感動した。ちくわカレーはとてもおいしい」と舌鼓を打っていた。売上金は能登半島復興のために寄付する。
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