2025年6月6日(金)付

岳陽放送部 Nコンへ意欲 大町のシェア書店で作品収録

 大町市の大町岳陽高校放送部が、放送部の全国大会「NHK杯全国高校放送コンテスト」(Nコン)の県大会に向けた作品づくりを、大町五日町のシェア書店「本と茶TOBIRA」で行った。7・8日に長野市で審査が行われる。部員たちは「大町の魅力もPRできたのでは。自分たちの思いを込めた作品で全国出場への切符を手にしたい」と大会への意気込みを語っている。
 同校放送部は、副部長の山田瑞穂さん(3年)、樋井麻由椛さん(3年)、飯嶌那月さん(3年)、保科佑翔さん(2年)の4人がテレビドキュメント部門に作品「扉を開く」を出す。
 4人は大町に昨年オープンしたシェア書店に着目。店主の宮田麻子さんを密着取材した。店内の本棚の一棚一棚に棚主がいて、多彩なジャンルの自分の推し本≠紹介するスタイルや、地元の高校生が同店でのイベントに関わったりする様子に共感。本のある空間で、人が集い地域をつないでいる姿をつぶさに追った。
子育て支援ルーム 今秋解体 白馬村 一般会計補正予算案事業費9500万円計上

 白馬村が建設を予定している子育て支援施設について、村は秋ごろを目途に、建設予定地の現子育て支援ルームの解体工事を実施する。5日に開会した村議会6月定例会に、関連する事業費約9500万円を計上した本年度一般会計補正予算案を提出した。一時保育など支援ルームの機能は村ふれあいセンターに一時移転する。
 子育て支援施設を巡っては、当初は図書館機能を併せ持つ複合施設として建設する予定だったが、村の財政状況から老朽化している子育て支援施設を先行して整備する方針。現在の子育て支援ルームの場所に建設して2028年の開園を予定しており、本年度から設計委託など建設に向けて本格的に着手する。
除雪での村道破損へ対応 小谷村長 予算を確保 順次発注

 小谷村議会6月定例会の一般質問は5日に行われ、6人が登壇した。この冬の大雪に伴う除雪体制や、雪害の状況、支援などについて複数の議員が質問した。
 深澤英喜議員は村の除雪体制について質問。除雪作業により村道の破損が多く見られたことなどに触れ、村の対応を聞いた。
 中村義明村長は村道の破損について、シーズン中からパトロールを行い順次応急補修対応をしたが、降雪量が多く除雪車両の往来があったため路面の傷みも激しくなったと説明。本年度当初予算で小規模な道路補修を行う事業の予算を確保し、9カ所の舗装工事と3カ所の側溝補修工事を進めていると報告した。また村単独事業として10カ所の舗装補修工事で7700万円も当初予算に計上し、順次発注し対応していくとした。
松川村 4年ぶり人口増 昨年度64人増 「選ばれる村」へ施策推進

 松川村の須沢和彦村長は5日、村議会6月定例会の開会あいさつで、令和6年度の村の人口が1年間で64人の増となったことを明らかにした。人口増となるのは4年ぶり。本年度に入っても4月に12人増、5月に16人増と2カ月でさらに28人増え、6月1日現在の人口は9669人。今後も移住定住施策をさらに推進するとした。
 村によると、6年度は自然増減が71人の減(出生96人、死亡117人)に対し、社会増減が133人の増(転入442人、転出309人)と上回った。移住定住施策の柱となる最高100万円の移住定住促進補助金は、6年度中に33件の申請があった。本年度は2件の申請を受けている。
特産GHBで農♀w習 池田 高瀬中3年生 苗定植に汗

 池田町の高瀬中学校の3年生は昨年に引き続き、「池田町に学び、池田町に貢献する」をテーマに総合的な学習に取り組んでいる。「農」をテーマに活動するグループの生徒5人が5月30日、町で生産されているガーデンハックルベリー(GHB)の苗の定植作業を町内のほ場で行った。
 GHBを使った特産品開発に取り組む「花とハーブの里 ガーデンハックルベリー生産者の会」の会員や町振興課の職員らが協力し、一緒に作業をした。
 昨年度からGHBを題材にした学習に関わる同生徒らは、苗の面倒を見ながら栽培や活用について学びを深めていく。
職場の熱中症対策義務化 大町労基署 夏前に事業者へ周知啓発

 職場での熱中症対策を義務付ける改正労働安全衛生規則が1日から、施行された。大町労働基準監督署は本格的な夏の到来を前に、熱中症が発生する恐れがある職場での対応策などを定めた手順の策定と周知を呼び掛けている。
 全国の職場における熱中症の死傷者数(休業4日以上)は増加傾向にあり、令和6年に1257人と過去最多を記録。厚生労働省は重症化の防止を目的に、▽熱中症の恐れがある労働者を報告する体制整備、▽発生時の連絡網や緊急搬送先、対処方法などを定めた手順の策定、▽関係者への周知―を事業者に義務付けた。
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