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2025年6月27日(金)付 |
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雨に煙る豪快水しぶき 黒部ダム観光放水始まる
美しいアーチを描く巨大なダムが梅雨空にかすみ、ごう音を響かせながら、霧状に吹き出す水が雨に煙る―。大町市と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」の黒部ダムで26日、今シーズンの観光放水が始まった。天候など条件に恵まれれば、放水にかかる虹も見られる。
雄大な北アルプスを背景に、高さ日本一、186bのダム堰えん堤から、毎秒10d以上の水が豪快に放出される光景は、グリーン季アルペンルート観光のクライマックス。観覧スポットとして黒部ダム駅から220段の屋内階段を上るダム展望台、黒部ダム駅近くのレストハウス前からバリアフリー通路で行ける放水観覧ステージ、放水が間近に迫るレインボーテラスなどが用意されている。 |
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CO2を資源に 白馬で実験 村と名古屋大 実証トレーラーハウス披露
白馬村と名古屋大学未来社会創造機構(名古屋市)が進めている、大気中の二酸化炭素(CO2)を回収しメタンガスを生成する実証実験で、26日に実験の披露式が開かれた。白馬ジャンプ競技場北側ロータリー近くに設置したトレーラーハウス内で実験しており、担当者が概要や各装置の役割などを説明。関係者や地域住民らが参加し、社会課題解決に向けた資源・エネルギーの変換・循環の取り組みに理解を深めた。
実証実験では、CO2を吸着する素材「MOF(モフ)」を用いた装置でCO2を回収しつつ、トレーラーハウスに設置した太陽光パネルで発電した電力を用いて水電解で水素をつくり、水素とCO2からメタンを生成する。11月を目途に別のトレーラーハウスを近くに設置して、生成したメタンガスや太陽熱などをエネルギーとして活用し生活できるか実験を行う。 |
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愛称「はくば通り」に 白馬駅前交差点〜八方交差点 県に提出 9月ごろ決定へ
白馬村は26日、村民らから募集していた県道白馬岳線白馬駅前交差点〜八方交差点の道路愛称について、選考会議で「はくば通り」に決まり、県に提出したと発表した。9月ごろに県の道路愛称名普及検討会議で正式に決定する予定で、今後は案内標識や道路地図に愛称が記載される。
県道白馬岳線の道路愛称は、駅前周辺で県が進めている無電柱化事業に関連し、愛称をつけることで通り一帯を広く周知しつつ、電柱が無くなった道路を地域のシンボルとして愛着を持ってもらおうと村が昨年度に募集。313点の応募があった。1次選考で21点に絞り、選考会議で「はくば通り」を選んだ。 |
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伝統 紅梅漬け後世に 池田 ふるさとの味研究会が講座
「池田町ふるさとの味開発研究会」(袖山光代代表)は24日と25日、「梅の伝承講座」を町多目的研修センターで開いた。町内外から約30人が参加し、会員らの指導で、池田町のソウルフードである紅梅漬けを手間暇かけて仕込んだ。
会員らが管理・収穫したウメと山間地広津で収穫されたウメを使い、初日はウメとシソの塩もみを行った。塩が溶け、ウメにつやがでるまでもみ込む作業を根気よく繰り返した。2日目は梅割りと塩抜きを行い、かめに材料を漬け込んだ。 |
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クマ出没箇所 集中点検 県地域振興局 八坂の死傷事故受け再発防止
県北アルプス地域振興局は26日、大町市内でツキノワグマ出没箇所の集中点検を行った。八坂野平の山林で地区住民2人がクマに襲われ死傷した事故を受け、県や市の職員、県クマ対策員、警察官ら13人が現場を調査。事故の原因を探り、再発防止策を話し合った。
事故現場は住民が集団移転した旧地志原集落の竹林。対策員らはクマが木を登った爪痕や、かじったとみられるタケノコなどを確認し、クマの移動の痕跡や事故の発生状況などを調べた。
集中調査は県が19日に北アルプス圏域(大北地域)に発出した「ツキノワグマ出没注意報」を踏まえ、クマによる人身被害の防止を図ろうと、事故現場を含めてクマの目撃情報があった市内7カ所を点検した。 |
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新たに「認知症劇場」計画 大町 北部「支えあい友の会」定例会
大町市北部「くらし支えあい友の会」(金原昭和会長)は20日、JA大北平事業所で定例会を開いた。毎年好評の野菜直売会やそばの栽培、本年度の新たな取り組み「認知症劇場」の計画などについて、積極的に意見を交わし合った。
本年度は認知症に対する地域住民の理解を深めようと、「認知症劇場」を計画。認知症の方々が住みなれた地域で安心して暮らせるよう、地域住民へ認知症状や対応の仕方などを、わかりやすく寸劇を通して伝えていくことが目的。今後、劇団結成のために認知症を学ぶ学習会から始めていくことを決めた。 |
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