2025年9月25日(木)付

生徒が考案 古民家ツアー 美麻小中×市定住促進協 10月11日 移住希望者向けに企画

 大町市の美麻小中学校9年生が10月11日、「『五感』で感じる美麻古民家ツアー」を、市定住促進協働会議とのコラボ企画として開く。総合的な学習「美麻市民(いちみん)科」において、地域活性化に向け自分たちができることを考える中、古民家に着目。移住を希望する人に、美麻の古民家や空き家の再生に取り組む人々を紹介し、古民家の魅力を広く発信するツアーを企画した。
 市定住促進協働会議が全面協力し、「五感」で感じることをテーマに、ツアーの内容を考案。ツアーでは空き家や古民家をDIYしている移住者宅など5カ所を訪問する。株式会社「山翠舎」の古木倉庫見学や、移住についてのリアルな話の場も設ける。
 今夏から申し込みを開始したところ反響が大きく、県内外から希望が寄せられた。現在、ツアー本番に向けて準備が佳境を迎えている。
植えた稲 自分たちで収穫 白馬HISの50人

 白馬村の中高一貫校・白馬インターナショナルスクール(HIS)は24日、北城新田のほ場で稲刈りを実施した。昔ながらの農法でコメ作りを学ぶ取り組みの一環で、5月に生徒たちが手で田植えをして、自分たちの手で収穫。食べるのを楽しみに作業にのめり込み、鎌を振るって次々と稲を刈り取った。
 HISは9月に新しい仲間を迎え、生徒50人ほどで作業を実施。稲刈りは初めてという生徒も多く、和気あいあいと楽しみながら稲を刈り取っていった。刈った稲はその場でコンバインで稲こきして、乾燥や精米を経て生徒たちが食べる。
豪華舞台並び 伝統継ぐ 池田八幡神社 秋祭り お舟曳きも活気

 池田町最大の秋祭りとなる池田八幡神社の例大祭が23と24日、行われた。八幡神社と明治41年の神社合併により合祀された十二神社の祭典がひとつの祭典旗のもとに行われ、年に1度の華やかな祭りを繰り広げた。
 23日夜は十二神社の伝統を継ぐ舞台曳きが行われた。ちょうちんや飾り人形などで彩られた上下8町の舞台がお囃子しを奏でながら合流し、若衆に引かれ歩行者天国の町内を練り歩いた。境内には事故で横転した舞台を除く7台の豪華絢爛な舞台が集結し、華やかな光を放っていた。
 24日には八幡神社のお舟曳きが町内を巡行した。

▽舞台横転 子ども5人軽傷 「起きてはならない」再発防止へ

 23日午後9時ごろ、池田町の池田八幡神社例大祭で、境内に曳行された舞台(山車)1台が横転する事故があった。お囃子のため乗り込んでいた地元の9〜14歳の男子3人・女子2人が打撲などの軽傷を負った。観覧客にけがはなかった。大町署が安全管理に問題がなかったかなど事故原因を調べている。
学びやに感謝 思い出刻む 大町西小 閉校記念で「さくら並木祭」

 学校再編に伴い本年度で閉校となる大町市の大町西小学校で20日、PTA主催の閉校記念イベント「西小さくら並木祭(フェス)」が開かれた。バルーンリリースやステージ発表、桜並木のライトアップなど、多数の催しを実施。卒業生や地域住民らも多数来場し、学びやへの感謝を胸に、かけがえのない思い出を刻んだ。
 全校児童やOB、地域住民ら400人が参加してバルーンリリース、ドローンによる人文字撮影で開会。カウントダウンと共に色とりどりの風船がいっせいに空に放たれると大歓声が上がり、見えなくなるまで見守り続けた。
道路標示くっきり 事故防止 安協大町支部 白線8カ所引き直し

 大町市大町の交通安全協会大町支部は「秋の全国交通安全運動」期間中の24日、地区内の市道で道路標示の補修作業を行った。役員6人が事故防止を目指し、かすれて見えなくなった文字やラインを書き直した。
 参加者は自治会などから要望があった交差点や横断歩道周辺など8カ所を整備した。「止まれ」の文字が消えかけた道路上に定規を当て、チョークで文字枠を下書き。ローラーで慎重にペンキを塗り、乾燥用の石灰をまいて仕上げていた。
分別 リサイクル知って 大町の北アルプスエコパーク クイズ・体験「ファミリー見学会」

 大町市平源汲のごみ処理施設・北アルプスエコパークで21日、施設でさまざま体験をする「ファミリー見学会」が開かれた。クイズラリーやパネル展示、工作、防災体験を通じてごみの分別やリサイクル、防災について学ぶイベントで、親子連れなどでにぎわった。
 催しは牛乳パックを利用した工作や、ごみを釣り竿で釣って分別するゲーム、水消火器などを体験。「施設の煙突の高さは」などクイズにも挑戦した。くるみ保育園年長の丸山凉ちゃんは「分別が難しかったけどできた。エコパークの中は初めて。楽しかった」と喜んでいた。
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