2025年9月30日(火)付

アート木材 ウッドデッキに 大町ぐるったネット わっぱらんどで作業

 大町市のNPO法人ぐるったネットワーク大町は28日、大町市平の農業用水路公園・わっぱらんどで、ツリーハウス下のデッキの修復作業を行った。昨年の北アルプス国際芸術祭2024で、北アルプス林研グループの作品「森づくりアート」で用いられたスギ材を使い、老朽化していたデッキがよみがえった。
 ぐるったのメンバーやボランティア、林研グループ、「ふれ愛基金」で費用を助成した連合長野大北地域協議会のメンバーなどで作業した。アートで使われた大町産のスギ材約80枚を使用し、参加者で色を塗り、2009年に作られ老朽化したデッキの上に張り重ねた。ぐるったのメンバーは「きれいにできた。木材に思いを馳せながら遊んでもらえれば」と話していた。
 森づくりアートは、伐採して木材となったスギをもとの森林の中に再構成した作品。
子ども見守り50年 利用終了 白馬 子育て支援ルームお別れ会

 白馬村は27日、新子育て支援施設の建設予定地として解体が予定されている同村北城白馬町の子育て支援ルームで、「お別れ会」を開いた。利用者親子や地域住民、関係者ら約150人が訪れ、旧中部保育所から数えて今年で50周年という長きにわたって多くの子どもたちの成長を見守ってきた思い出の建物との別れを惜しんだ。 
 イベントは「ありがとうの歌」などを歌ったミュージックセレモニーで幕を開けた。館内では旧3保育園の卒園生など懐かしい写真や映像ビデオ、ルームでの活動を紹介するポスターが展示された。ルームで使われてきた物品のガレージセールも行われた。
 フィナーレは子どもたちによるシャボン玉リリースが行われた。長年の思い出が詰まった園舎に感謝の気持ちを込めた「ありがとう」の声とともに、多くのシャボン玉が空に舞い上がった。
株過半数取得へ 農業法人方針示す 池田の矢口町長 主導権握り持続可能℃タ現へ

 池田町の矢口稔町長は29日、新農業法人・信州池田アグリについての説明会を町役場で開いた。増資し株の半数以上を町が取得することで実現する具体的な事業展開について考えを示した。
 アグリ設立後の経過について、経営会議では町が提案した直近から事業を展開するロードマップが通らなかったと説明。7年度中から具体的な事業展開を行うため、過半数の株を取得することで主導権を握るとし、「池田町の農業を次世代につなぐ持続可能で誇れる地域農業の実現」というビジョンを掲げた。
 説明会は午後1時半と6時半の2回にわたって実施。午後1時半の部には約30人の町民が訪れた。一部からは「事業計画が薄い」「もっと大きな事業をするべき」などの指摘があったが、矢口町長は「これまで会社が動いていなかった。まずは行動し、収益がはっきりしている事業で成功を重ね、(大きな事業をするための)信用を獲得していきたい」と答えた。
ミュージカルの魅力体験 池田小 プロ劇団員講師にWS

 池田町の池田小学校(工藤美恵校長・児童182人)は25日、ミュージカル劇団「音楽座ミュージカル」(東京都)によるワークショップ(WS)を開いた。体験を通してミュージカルの魅力に触れた。
 団員3人が来校し、歌とダンス、お芝居がミュージカルの3要素であると伝えた。「リトルプリンス」(原作「星の王子さま」)にちなんだWSと題し、ストーリーを説明しながら、場面ごとにお芝居を演じた。希望者らに異なる役を割り当て、せりふや動きを指示した。
予防医療で「健康☆おおまち」 大町病院祭 手作り催し 企画で歓迎

 市立大町総合病院で28日、第12回大町病院祭が開かれた。「健康☆おおまち」をテーマに、地域と病院の親しみを深め、心身を守る予防医療を呼び掛けたイベント。職員たちの手作りの催しに、多くの来場者でにぎわった。
 病院スタッフを中心に実行委員会を組織して運営。それぞれに工夫を凝らした特設ブースで歓迎した。総合診療科の診察体験では、子どもたちが白衣をまとい、リンパの腫れの触診などを体験した。
 開会式の後に行われた大町岳陽高校書道部の書道パフォーマンスでは、部員が音楽に合わせて踊りながら大きな紙に「健やかな笑顔あふれる未来へ」と書き上げた。
小中学生集い多彩に演奏 白馬で「大北吹奏楽フェス」

 大北地域の小学校と中学校の吹奏楽部などが集う、令和7年度大北吹奏楽フェスティバルが28日、白馬村の協和ウイング21で開かれた。5小学校・5中学校の10校の児童・生徒が、吹奏楽おなじみの定番曲から人気のヒット曲まで幅広い音楽を演奏。見学する保護者らから拍手を浴びた。
 大町北小・南小・西小・東小と白馬北小学校のブラスバンドや金管バンド、白馬中・松川中・小谷中・大町中・高瀬中学校の吹奏楽部が参加。大町市内小学4校は再編を前に最後の4校参加となった。
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